まだまだやれる? ”余力を残して引退”したメジャーリーガー(投手編)
前回の打者編に続き、好成績を挙げながら(=”余力を残しながら”)そのシーズン限りでMLBの現役を退いた投手をご紹介します。
■MLB現役最終年の勝利数TOP10
メジャーリーガー最終年にもっとも多くの勝ち星を挙げ、そのシーズン限りでMLBを去ったのは、Bill Sweeney(Baltimore Monumentals)。
1882年に9勝、一年ブランクがあり、1884年に40勝を挙げたのを最後にMLBのマウンドに立つことはありませんでした(翌年、翌々年は打者としてマイナーリーグでプレー)。
これに1877年のJim Devlin(35勝)が続きますが、あくまでもこの2人は参考記録。
実質的にMLBの現役最後の年に最も多くの勝利数を挙げたのはSandy Koufax(LAD)。
1966年30歳という最も脂の乗ったシーズンに27勝(9敗)を挙げ最多勝(2年連続3回目) を獲得しながら、左腕の関節炎のため、その年限りで引退という衝撃的な現役幕引き劇を演じました。
20勝以上を挙げ、その年がMLB最後のシーズン、というのは15人。
うち、10人が19世紀の投手、さらに3人が1920年までに達成された記録。残る2人が前述のKoufaxと記憶に新しい2008年に20勝(9敗)を挙げたMike Mussina(NYY)。 メジャー18年目にして初の20勝を挙げながら引退(39歳)。これまた鮮やかな去り際でありました。
■MLB現役最終年の登板数TOP10
現役最終年の最多登板数TOP10は一転して全て1990年以降の記録。さらにTOP10(12人)中、9人までが2000年代に達成されたものですが、いずれもリリーフ登板によるもの。肩を酷使し、現役引退というケースが多いようです。
■MLB現役最終年の奪三振数TOP10
トップは勝利数同様、Bill Sweeney(374奪三振)。これにKoufaxが317奪三振で続きます。MLB最終年に300奪三振以上を挙げたのはこの2人だけ。200奪三振の2人も19世紀のプレイヤーとKoufaxがいかに突出した成績を最後に現役を退いたかが分かります。
歴代6位にあたるChuck Finleyは39歳の2002年、174奪三振を最後に引退。通算200勝を達成し、「ここら辺が潮時」と悟ったのでしょうか。
■MLB現役最終年のセーブ数TOP10
セーブ数の上位10傑も全て1990年代以降の記録。30セーブ以上を最後にMLBを退いたのは6人。
なお、2009年に47セーブを挙げたJoe Nathanは2010年の登板はなし。まさか、このまま、ということはないでしょうね。
ちなみに歴代18位にあたる16セーブを挙げ、MLBを引退したのが我らが2002年の伊良部秀輝(TEX)。まだ33歳だったんだ。
■MLB現役最終年の防御率TOP10
防御率1点台は2人。その一人がKoufax。Koufax以外のTOP10の顔ぶれは1910年代以前。いはやは恐るべしKoufax。
■MLB現役最終年の先発数TOP10
唯一、先発40試合を超えたのがまたまたKoufax。こうして見てみると、MLBは偉大な投手を絶頂期で失ったものだなぁと改めて感じます。
■MLB現役最終年の勝利数TOP10
メジャーリーガー最終年にもっとも多くの勝ち星を挙げ、そのシーズン限りでMLBを去ったのは、Bill Sweeney(Baltimore Monumentals)。
1882年に9勝、一年ブランクがあり、1884年に40勝を挙げたのを最後にMLBのマウンドに立つことはありませんでした(翌年、翌々年は打者としてマイナーリーグでプレー)。
これに1877年のJim Devlin(35勝)が続きますが、あくまでもこの2人は参考記録。
実質的にMLBの現役最後の年に最も多くの勝利数を挙げたのはSandy Koufax(LAD)。
1966年30歳という最も脂の乗ったシーズンに27勝(9敗)を挙げ最多勝(2年連続3回目) を獲得しながら、左腕の関節炎のため、その年限りで引退という衝撃的な現役幕引き劇を演じました。
20勝以上を挙げ、その年がMLB最後のシーズン、というのは15人。
うち、10人が19世紀の投手、さらに3人が1920年までに達成された記録。残る2人が前述のKoufaxと記憶に新しい2008年に20勝(9敗)を挙げたMike Mussina(NYY)。 メジャー18年目にして初の20勝を挙げながら引退(39歳)。これまた鮮やかな去り際でありました。
■MLB現役最終年の登板数TOP10
現役最終年の最多登板数TOP10は一転して全て1990年以降の記録。さらにTOP10(12人)中、9人までが2000年代に達成されたものですが、いずれもリリーフ登板によるもの。肩を酷使し、現役引退というケースが多いようです。
■MLB現役最終年の奪三振数TOP10
トップは勝利数同様、Bill Sweeney(374奪三振)。これにKoufaxが317奪三振で続きます。MLB最終年に300奪三振以上を挙げたのはこの2人だけ。200奪三振の2人も19世紀のプレイヤーとKoufaxがいかに突出した成績を最後に現役を退いたかが分かります。
歴代6位にあたるChuck Finleyは39歳の2002年、174奪三振を最後に引退。通算200勝を達成し、「ここら辺が潮時」と悟ったのでしょうか。
■MLB現役最終年のセーブ数TOP10
セーブ数の上位10傑も全て1990年代以降の記録。30セーブ以上を最後にMLBを退いたのは6人。
なお、2009年に47セーブを挙げたJoe Nathanは2010年の登板はなし。まさか、このまま、ということはないでしょうね。
ちなみに歴代18位にあたる16セーブを挙げ、MLBを引退したのが我らが2002年の伊良部秀輝(TEX)。まだ33歳だったんだ。
■MLB現役最終年の防御率TOP10
防御率1点台は2人。その一人がKoufax。Koufax以外のTOP10の顔ぶれは1910年代以前。いはやは恐るべしKoufax。
■MLB現役最終年の先発数TOP10
唯一、先発40試合を超えたのがまたまたKoufax。こうして見てみると、MLBは偉大な投手を絶頂期で失ったものだなぁと改めて感じます。
”余力を残して引退”したメジャーリーガー-MLB最終年の記録
リクエストにお応えして”余力を残して引退”した選手をご紹介します。
一口に”引退”といってもアスリートとしての体力の限界を感じ自ら現役生活に幕を下ろしたというものから、ケガや病気、”戦力外通告”や”追放”、死亡などにより”現役”を引退というケースまで多岐にわたります。
ここでいう”引退”はメジャーリーガーとして最後にプレーした、という意。その後、マイナーリーグや海外のプロ野球でプレーした選手の記録は含みませんのでご注意ください。
■MLB現役最終年の本塁打数TOP10
メジャーリーガー最終年に最も多くの本塁打を放ったのはDave Kingman(OAK)。1986年(37歳)に35本塁打を放ちFAをしたものの、高額の年棒から契約を結ぶチームがなく、結果引退。翌年はマイナーリーガーとしてプレーしたものの僅か2本塁打に終わり、そのままプレイヤー人生を終えています。
30本塁打を超えたのはKingmanのみ。これにMark McGwire、Ted Williams(ともに29本)、Barry Bonds(28本)が続きます。なお、MLB最終年に20本塁打以上を残したのは僅か15人に止まっています。
■MLB現役最終年の安打数TOP10
上位3人(Joe Jackson、Buck Weaver、Happy Felsch)は有名な”ブラックソックス事件”に連座した選手(Joe Gedeonも関連性ありとの判断で引退)。永久追放という形で現役を引退しました。
1920年代までの選手が並ぶ中10位(タイ)には右目を失明し35歳(1995年)のシーズンを最後に引退したKirby Puckett(MIN)がランクしています。
■MLB現役最終年の試合数TOP10
150試合以上に出場しながらMLBでのプレーを終えた選手は19人。
19人すべてが33歳以下と若く、その後マイナーリーグでプレーした選手も多い一方、Chick Stahl(引退の翌年自殺)、Ken Hubbs(翌シーズン前飛行機事故で死去)など不幸に見舞われた選手も存在します。
■MLB現役最終年の打席数TOP10
トップは前述のBuck Weaver(713打席)。これにハーバード大卒というキャリアをもつTony Lupienが700打席で続きます。なお、600打席以上に立ちながらその年限りで現役を退いたメジャーリーガーは51人に上ります。
一口に”引退”といってもアスリートとしての体力の限界を感じ自ら現役生活に幕を下ろしたというものから、ケガや病気、”戦力外通告”や”追放”、死亡などにより”現役”を引退というケースまで多岐にわたります。
ここでいう”引退”はメジャーリーガーとして最後にプレーした、という意。その後、マイナーリーグや海外のプロ野球でプレーした選手の記録は含みませんのでご注意ください。
■MLB現役最終年の本塁打数TOP10
メジャーリーガー最終年に最も多くの本塁打を放ったのはDave Kingman(OAK)。1986年(37歳)に35本塁打を放ちFAをしたものの、高額の年棒から契約を結ぶチームがなく、結果引退。翌年はマイナーリーガーとしてプレーしたものの僅か2本塁打に終わり、そのままプレイヤー人生を終えています。
30本塁打を超えたのはKingmanのみ。これにMark McGwire、Ted Williams(ともに29本)、Barry Bonds(28本)が続きます。なお、MLB最終年に20本塁打以上を残したのは僅か15人に止まっています。
■MLB現役最終年の安打数TOP10
上位3人(Joe Jackson、Buck Weaver、Happy Felsch)は有名な”ブラックソックス事件”に連座した選手(Joe Gedeonも関連性ありとの判断で引退)。永久追放という形で現役を引退しました。
1920年代までの選手が並ぶ中10位(タイ)には右目を失明し35歳(1995年)のシーズンを最後に引退したKirby Puckett(MIN)がランクしています。
■MLB現役最終年の試合数TOP10
150試合以上に出場しながらMLBでのプレーを終えた選手は19人。
19人すべてが33歳以下と若く、その後マイナーリーグでプレーした選手も多い一方、Chick Stahl(引退の翌年自殺)、Ken Hubbs(翌シーズン前飛行機事故で死去)など不幸に見舞われた選手も存在します。
■MLB現役最終年の打席数TOP10
トップは前述のBuck Weaver(713打席)。これにハーバード大卒というキャリアをもつTony Lupienが700打席で続きます。なお、600打席以上に立ちながらその年限りで現役を退いたメジャーリーガーは51人に上ります。
19世紀の記録を掘り起こす−打ちも打ったり1試合36安打、5安打以上4人のPhillies
1880年以降、一試合5安打以上を最も多く出したチームが1894年8月17日のPhiladelphia Phillies(Louisville Colonels戦)。
Thompson(6安打)、Hamilton、Sullivan、Grady(5安打)と4人の5安打打者を輩出。
さらにDelahantyとCarseyが4安打、Boyleも3安打と「猛打賞」(MLBに「猛打賞」がないことは分かってますよ 笑)が実に7人。
チームの安打数は打ちも打ったり、36安打とこれまた1880年以降では一試合最多安打を記録しています。両チーム合わせて44安打33得点ながら、試合時間は2時間5分。高校野球並みのテンポよい試合運びだった、らしいですね。
ちなみに1880年以前には、こういったハチャメチャな試合もありましたが、「参考記録」ということで。
Thompson(6安打)、Hamilton、Sullivan、Grady(5安打)と4人の5安打打者を輩出。
さらにDelahantyとCarseyが4安打、Boyleも3安打と「猛打賞」(MLBに「猛打賞」がないことは分かってますよ 笑)が実に7人。
チームの安打数は打ちも打ったり、36安打とこれまた1880年以降では一試合最多安打を記録しています。両チーム合わせて44安打33得点ながら、試合時間は2時間5分。高校野球並みのテンポよい試合運びだった、らしいですね。
ちなみに1880年以前には、こういったハチャメチャな試合もありましたが、「参考記録」ということで。
あわやレギュラーシーズン負け越しでワールドチャンピオン?
リクエストにお応えしてWorld Series(WS)勝者のレギュラーシーズン(RS)での成績をまとめてみました。今回は、WS優勝チームのRS低勝率10傑。
RSの勝率が最も低くてWSで優勝したのは2006年のSt. Louis Cardinals(NL Central)で勝率.5155(83勝78敗)。勝ち越し僅か5(2位Astrosとは1.5ゲーム差)。RS残り2試合の時点で0.5差まで肉薄されながらでNL中地区トップでリーグディヴィジョンシリーズに進出しました。
これに次ぐのが1987年のMinnesota Twins(AL West)で85勝77敗.5247。地区2位のRoyalsとは2ゲーム差でしたが、5試合を残した時点で両チームのゲーム差は7。しかしTwinsが残り5試合を5連敗、一方、Royalは5連勝と5試合で5ゲーム縮まる波乱。シーズン終盤での連敗失速でWS進出は絶望視されていましたが、終わってみればNL勝者のCardinalsを4勝3敗で破りWSを制しました。
「低勝率でWSチャンピオン」10傑に2回(1997年、2003年)顔を出すFlorida Marlinsは2回ともwild-cardからの勝ち上がりでワールドチャンピオンに輝いています。
なお、最も低勝率でWSに進出したのは1973年のNew York Mets(NL East)。82勝79敗.5093。「貯金」は僅か3。残り8試合の時点で76勝77敗。残り2試合で80勝79敗というイーブンペースながらリーグチャンピオンに輝き、WSでもOakland Athleticsを相手に3勝4敗と健闘をみせました。
データマニアとしてはRSの勝率.5000未満でワールドチャンピオンを心待ちにしているところであります。
参考:全チームが勝率.5000未満
■WS優勝チームのRS低勝率10傑
RSの勝率が最も低くてWSで優勝したのは2006年のSt. Louis Cardinals(NL Central)で勝率.5155(83勝78敗)。勝ち越し僅か5(2位Astrosとは1.5ゲーム差)。RS残り2試合の時点で0.5差まで肉薄されながらでNL中地区トップでリーグディヴィジョンシリーズに進出しました。
これに次ぐのが1987年のMinnesota Twins(AL West)で85勝77敗.5247。地区2位のRoyalsとは2ゲーム差でしたが、5試合を残した時点で両チームのゲーム差は7。しかしTwinsが残り5試合を5連敗、一方、Royalは5連勝と5試合で5ゲーム縮まる波乱。シーズン終盤での連敗失速でWS進出は絶望視されていましたが、終わってみればNL勝者のCardinalsを4勝3敗で破りWSを制しました。
「低勝率でWSチャンピオン」10傑に2回(1997年、2003年)顔を出すFlorida Marlinsは2回ともwild-cardからの勝ち上がりでワールドチャンピオンに輝いています。
なお、最も低勝率でWSに進出したのは1973年のNew York Mets(NL East)。82勝79敗.5093。「貯金」は僅か3。残り8試合の時点で76勝77敗。残り2試合で80勝79敗というイーブンペースながらリーグチャンピオンに輝き、WSでもOakland Athleticsを相手に3勝4敗と健闘をみせました。
データマニアとしてはRSの勝率.5000未満でワールドチャンピオンを心待ちにしているところであります。
参考:全チームが勝率.5000未満
■WS優勝チームのRS低勝率10傑
MLBアンタッチャブル・レコードホルダーのデビュー戦
19世紀のデータを掘り起こす 第2回は、1894年に539打数237安打.4397のMLBシーズン最高打率を記録したHugh Duffyのメジャーデビュー戦。
Chicago White Stockings(現Cubs)でいきなり3番ライトで先発出場。6打数2安打と幸先のよいスタートを切っています。
